健康診断の結果ってどう見るの?主要な数値とその意味をわかりやすく解説!

健康診断の結果を手にしたとき、「この数値、何を意味してるの?」と戸惑ったことはありませんか?
血液検査や尿検査など、たくさんの項目が並んでいて、どこを見ればいいのかわからない…という方も多いかもしれません。
でも、健康診断の数値は、自分の体の状態を知るための大切なヒントになります。
意味をしっかり理解しておくことで、病気の予防や早期発見につながることも!
そこで今回は、健康診断でよく見る主要な数値の意味を、わかりやすく解説していきます。
自分の体のサインを見逃さないために、ぜひチェックしてみてくださいね。
Table of Contents
健康診断ってそもそも何を見るの?
健康診断では、血液検査・尿検査・身体測定・心電図・X線検査などを通して、体のさまざまな状態をチェックします。
それぞれの数値は「基準値」と比較され、異常があれば「要経過観察」や「要精密検査」などの判定がつくことも。
でも、「基準値をちょっと超えただけで異常なの?」と心配になることもありますよね。
実は、数値が基準から外れていても、すぐに病気というわけではありません。
健康診断の結果は、あくまで「注意が必要かどうか」を判断するもの。
数値の意味を正しく理解し、必要に応じて医師のアドバイスを受けることが大切です。
身体測定の結果の見方
BMI(ボディマス指数)
BMIは、体重と身長から計算される肥満度の指標です。計算方法は簡単で、
体重(kg) ÷ 身長(m)²
で求められます。
基準値:18.5〜24.9
・18.5未満 → 痩せ型
・25.0以上 → 肥満
BMIが高すぎると生活習慣病のリスクが上がりますし、逆に低すぎても栄養不足や筋力低下が心配です。
食事や運動を見直しながら、適正体重をキープしましょう!
腹囲(ウエストサイズ)
お腹周りの脂肪量をチェックする指標のひとつ。
測る位置は、おへその高さです。
基準値
・男性:85cm未満
・女性:90cm未満
これを超えると「メタボリックシンドローム」の可能性が。
運動不足や食生活の乱れが影響していることも多いので、気になる方は生活習慣の改善を意識してみてくださいね。
血圧の見方
血圧は、血管にかかる圧力を示す数値。
高すぎると動脈硬化や心臓病のリスクが上がるため、しっかりチェックしたい項目です。
基準値
・正常:120/80mmHg 未満
・高血圧:140/90mmHg 以上
・低血圧:90/60mmHg 未満
血圧が高めの方は、塩分を控えめにしたり、適度な運動を取り入れたりすることで、改善が期待できます。
逆に低すぎる場合は、立ちくらみやめまいが起きやすいので、こまめな水分補給やバランスの良い食事を心がけると◎
血液検査の結果の見方
貧血のチェック(ヘモグロビン値)
貧血があるかどうかを判断する指標のひとつ。
血液中のヘモグロビン(Hb)の量を測ります。
基準値
・男性:13.0g/dL 以上
・女性:12.0g/dL 以上
ヘモグロビンが低いと、酸素が体に行き渡りにくくなり、疲れやすくなったり、めまいが起きやすくなります。
鉄分を意識的に摂るようにしましょう!
血糖値(空腹時血糖・HbA1c)
糖尿病のリスクをチェックするために重要な指標。
基準値
・空腹時血糖:70〜99mg/dL
・HbA1c:4.6〜6.2%
血糖値が高いと、将来的に糖尿病を発症するリスクが上がります。食
事の内容や運動習慣を見直すことが大切!
肝機能のチェック(AST・ALT・γ-GTP)
お酒をよく飲む方は、特に気になる項目かもしれませんね。
肝臓の働きをチェックする指標です。
基準値
・AST(GOT):30 U/L 以下
・ALT(GPT):30 U/L 以下
・γ-GTP:男性50 U/L 以下、女性30 U/L 以下
これらの数値が高いと、肝臓に負担がかかっている可能性が。お酒の飲みすぎや食生活の見直しを検討しましょう!
血中脂質(コレステロール・中性脂肪)
動脈硬化や心臓病のリスクをチェックするための指標です。
基準値
・総コレステロール:200mg/dL 未満
・LDL(悪玉)コレステロール:100mg/dL 未満
・HDL(善玉)コレステロール:50mg/dL 以上
・中性脂肪:150mg/dL 未満
LDL(悪玉)が高いと血管が詰まりやすくなり、逆にHDL(善玉)が低いと血管の健康が損なわれる可能性が。
食事や運動でコントロールしましょう!
健康診断の結果を上手に活用しよう
健康診断の結果は、ただ眺めるだけではもったいない!
✔ 数値の意味を知る
✔ 気になる項目があれば、生活習慣を見直す
✔ 必要なら医師に相談する
こうした意識を持つことで、病気の予防や健康管理につながります。
「健康診断の数値、いまいちよくわからない…」と放置してしまうのではなく、しっかり向き合うことが大切。
まずは今回ご紹介したポイントを参考に、自分の健康状態をチェックしてみてくださいね!